シャワーのみの賃貸物件の探し方を解説!メリット・デメリットも
賃貸物件を探している時に「シャワーのみの物件」という選択肢を検討されている方は多いのではないでしょうか。シャワーのみの物件は、家賃が安く光熱費も抑えられるため、コストを重視する方には魅力的です。
この記事では、シャワーのみの賃貸物件を効率よく探す具体的な方法やシャワーのみ物件のメリットデメリットについても解説します。
シャワーのみの賃貸の探し方
シャワーのみの賃貸物件は、通常の検索条件では見つけにくいという特徴があります。多くの不動産サイトでは「バス・トイレ別」や「独立洗面台」といった条件は用意されていますが、「シャワーのみ」という条件で絞り込めるサイトは限られているからです。
しかし、いくつかの工夫をすることで、効率よくシャワーのみの物件を探すことができます。ここでは、不動産ポータルサイトを使った具体的な検索方法や、不動産会社への相談方法など、実践的な探し方をご紹介します。
不動産ポータルサイトを活用
不動産ポータルサイトでは、フリーワード検索やこだわり条件を活用することで、シャワーのみの物件を見つけやすくなります。主要なサイトごとに検索方法が少し異なるため、複数のサイトを使い分けることが大切です。
まず、希望エリアや家賃、間取りなどの事本条件を設定したら、「こだわり条件」の一覧に「シャワーのみ」という項目がないか確認しましょう。もし項目があれば、チェックを入れるだけで簡単に絞り込めます。
項目がない場合は、「フリーワード検索」を活用します。ここで重要なのが、さまざまなキーワードを試すことです。物件情報の記載方法は不動産会社によって異なるため、「シャワーのみ」だけでなく、「シャワールーム」「シャワーブース」「ユニットシャワー」「バスタブなし」「浴槽なし」といった複数の関連キーワードで検索してみましょう。また、間取り図では「SR」という略称で表記されていることもあるため、この表記も覚えておくとよいでしょう。
検索する際は、これらのキーワードを一つずつ試してみて、それぞれの結果を比較することをおすすめします。同じエリアでも、キーワードを変えることで表示される物件が変わることがあるからです。
不動産会社への直接相談
インターネット上に掲載されていない物件を見つけるためには、不動産会社へ直接問い合わせることも効果的な方法です。不動産会社は、サイトに掲載する前の新着物件や、オーナーの意向で広く公開していない物件の情報を持っていることがあります。
問い合わせる際は、メールやLINEで「シャワーのみの物件を探している」ことを明確に伝えましょう。希望するエリアや家賃範囲、間取りなどの条件も一緒に伝えると、担当者が適した物件を提案しやすくなります。
また、直接店舗を訪問して相談するのも一つの方法です。担当者と対面で話すことで、より詳しい情報を得られたり、内見の予約もスムーズに進めたりできる場合があります。
シャワーのみの賃貸が多いエリアと物件タイプ
シャワーのみの賃貸物件は、どのエリアや物件タイプに多く存在するのでしょうか。これを知っておくことで、効率的に物件探しを進めることができます。
一般的に、シャワーのみの物件は都心部のコンパクトな物件に多く見られる傾向があります。土地代が高い都心では、限られたスペースを有効活用するために、浴槽を設けずにシャワーのみにしている物件が増えているのです。
都心エリアにはシャワーのみ物件が集中する
シャワーのみの物件は、特に東京23区の都心部に多く見られます。新宿区、渋谷区、港区、中央区、千代田区といった主要な駅周辺のエリアでは、このタイプの物件を比較的見つけやすいでしょう。
これらのエリアは地価が高く、建物の専有面積が限られているため、浴槽を設置するスペースを削減してその分を居室に充てたり、家賃を抑えたりしている物件が多くあります。また、利便性の高い駅近物件ほど、この傾向が強いといえます。
都心以外でも、大学や企業が集まる地域では、シャワーのみの物件が見られることがあります。学生や社会人向けのコンパクトな物件が供給されているエリアを中心に探してみるとよいでしょう。
シャワーのみ物件を見つけやすい間取りと専有面積
シャワーのみの物件は、ワンルームや1Kといったコンパクトな間取りで、専有面積が15〜25平米程度の物件に多く見られます。この範囲の物件は、一人暮らし向けに設計されており、限られたスペースを効率的に活用するためにシャワーのみにしているケースが多いのです。
また、築年数でいえば、築10年以内の比較的新しい物件に多い傾向があります。近年のライフスタイルの変化に合わせて、湯船に浸かる習慣が少ない層をターゲットにした物件が増えているからです。
さらに、デザイナーズ物件やリノベーション物件でもシャワーのみの設備が採用されることがあります。デザイン性を重視した物件では、シャワーブースをおしゃれに作り込んでいるケースもあり、機能性とデザイン性を両立させた空間になっています。
間取り図と設備表記の確認ポイント
物件を探す際には、間取り図や設備表記を注意深く確認することが大切です。間取り図に「浴室」と書かれていても、それが浴槽付きなのかシャワーのみなのかは判別できない場合があるからです。
物件の写真が掲載されている場合は、浴室の写真を必ずチェックしてください。写真がない場合や、浴室の写真が掲載されていない場合は、不動産会社に直接問い合わせて確認することをおすすめします。
また、「バス・トイレ別」という条件で絞り込んでも、シャワーのみの物件が表示されることがあります。この表記は「トイレと浴室が分かれている」という意味なので、浴槽があるかどうかは別途確認が必要です。
シャワーのみの賃貸のメリットとデメリット
シャワーのみの賃貸物件には、さまざまなメリットとデメリットがあります。物件を選ぶ際には、これらを十分に理解した上で、ご自身のライフスタイルに合っているかどうかを判断することが大切です。
ここでは、家賃や光熱費などの経済的なメリットから、日々の暮らしにおける利便性、そして冬場の寒さなどのデメリットまで、具体的に解説していきます。
シャワーのみ物件のメリット
シャワーのみの物件には、コスト面や日常生活における多くのメリットがあります。まず大きなメリットとして挙げられるのが、家賃の安さです。浴槽がない分、物件の設備コストが抑えられているため、同じエリアや条件の浴槽付き物件と比べて家賃が安く設定されていることが多いのです。
光熱費を節約できることも大きなメリットの一つです。湯船にお湯を張る必要がないため、水道代とガス代を大幅に削減できます。毎日のシャワーだけであれば、月々の光熱費を数千円単位で抑えることも可能です。
また、掃除の手間が少ないこともメリットといえます。浴槽がない分、掃除する面積が小さくなり、カビや水垢の手入れも楽になります。忙しい日々を送っている方にとっては、掃除時間を短縮できることは大きな魅力でしょう。
さらに、都心部の駅近物件や築浅物件でも、シャワーのみであれば比較的手頃な家賃で借りられることがあります。利便性の高い立地に住みたいけれど家賃を抑えたいという方には、シャワーのみ物件は良い選択肢となります。
普段からシャワーだけで済ませることが多い方や、湯船に浸かる習慣がない方にはこの物件が向いています。また、仕事や外出で帰宅時間が遅く、お風呂にゆっくり入る時間がないという方にも適しているでしょう。
家賃や光熱費を少しでも節約したいと考えている方にとっても、シャワーのみ物件は魅力的です。経済的なメリットを優先できる方であれば、デメリットを受け入れやすいかもしれません。
シャワーのみ物件のデメリット
メリットがある一方で、シャワーのみの物件にはいくつかのデメリットもあります。まず最も大きなデメリットは、湯船に浸かってリラックスできないことです。疲れた日にゆっくりお風呂に入りたいという方には、大きなストレスとなる可能性があります。
冬場の寒さも注意が必要なポイントです。浴槽に浸かって体を芯から温めることができないため、シャワーだけでは体が十分に温まらないと感じることがあります。特に寒冷地や築年数が古い物件では、この問題が顕著になる場合があります。
また、物件によっては洗面台が設置されていないケースもあります。洗面台がない場合、洗顔や歯磨きをシャワーブース内や台所で行う必要があり、不便に感じることがあるでしょう。
さらに、シャワーブースの床が濡れやすく、使用後の水気の処理が面倒だと感じる方もいます。床材によっては滑りやすくなることもあるため、安全面での配慮も必要です。
湯船に浸かることが日々の楽しみやリラックス方法になっている方にはこの物件は向いていません。また、冷え性の方や、寒さに敏感な方も、冬場の生活が辛く感じる可能性があります。
シャワーのみの賃貸物件を内見する際に確認すべきポイント
シャワーのみの賃貸物件を実際に内見する際には、通常の物件とは異なるチェックポイントがあります。写真や間取り図だけでは分からない実際の使い勝手や設備の状態を、自分の目で確かめることが大切です。
ここでは、内見時に必ず確認しておきたい具体的なポイントを詳しくご紹介します。これらをチェックすることで、入居後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することを防げます。
シャワーブースの広さと使い勝手
シャワーブースの広さは、日々の快適さに直結する重要なポイントです。実際に内見した際には、ブース内に入ってみて、体を動かせる十分なスペースがあるかを確認してください。狭すぎると、体を洗う時に窮屈に感じたり、シャンプーやボディソープを置く場所に困ったりすることがあります。
また、シャワーの水圧も重要なチェックポイントです。可能であれば、内見時に水を出させてもらって、水圧が十分かどうかを確認しましょう。水圧が弱いと、シャンプーを流すのに時間がかかったり、快適にシャワーを浴びられなかったりする可能性があります。
シャワーヘッドの高さや角度の調節ができるかどうかも確認してください。身長に合わせて調節できないと、毎日のシャワーが不便に感じることがあります。
シャワーブース周辺の収納スペースと設備
シャワーブース内や周辺に、シャンプーボトルやボディソープを置ける棚やフックがあるかを確認しましょう。収納スペースがないと、床に直接置くことになり、使い勝手が悪くなったり、カビが生えやすくなったりします。
洗面台の有無も大切なチェックポイントです。洗面台がない物件では、洗顔や歯磨き、髭剃りなどをどこで行うかを事前に考えておく必要があります。台所の流し台で代用できるかどうか、鏡の位置や大きさなども確認しておきましょう。
タオルをかけるフックやタオルバーがあるかどうかも確認してください。ない場合は、自分で取り付ける必要があるかもしれませんが、賃貸物件では壁に穴を開けられないことが多いため、吸盤タイプなどを使う必要があります。
シャワーブースの床材と換気設備
シャワーブースの床材がどのような素材でできているかを確認しましょう。滑りにくい素材かどうか、水はけがよいかどうかは、毎日の使用において重要なポイントです。床が濡れたままだと、カビが発生しやすくなったり、滑って転倒するリスクもあったりします。
換気扇や窓などの換気設備も必ずチェックしてください。換気が不十分だと、湿気がこもってカビが発生しやすくなります。換気扇がある場合は、音の大きさや風量なども確認しておくとよいでしょう。
また、シャワーブースのドアや仕切りがどのようなタイプかも見ておきましょう。カーテンタイプ、アクリル板タイプ、ガラス扉タイプなど、さまざまな形式があります。それぞれに掃除のしやすさや水漏れのしにくさが異なるため、自分にとって使いやすいタイプかどうかを判断してください。
近隣の銭湯や入浴施設の有無
シャワーのみの物件に住む場合、たまには湯船に浸かりたくなることもあるでしょう。そのため、物件の近くに銭湯やスーパー銭湯、スポーツジムなどの入浴施設があるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
内見の際には、不動産会社の担当者に近隣の入浴施設について聞いてみましょう。また、スマートフォンの地図アプリなどを使って、物件から徒歩圏内にどのような施設があるかを自分で調べておくと安心です。
定期的に銭湯などを利用する場合、その費用も考慮に入れて家賃とのバランスを考えることが大切です。頻繁に利用するのであれば、月々の入浴費用がかさむ可能性もあるため、総合的なコストを計算しておきましょう。
まとめ
シャワーのみの賃貸物件は、家賃や光熱費を抑えられる経済的なメリットがある一方で、湯船に浸かれないことや冬場の寒さなどのデメリットもあります。物件探しの際には、不動産ポータルサイトでフリーワード検索を活用したり、不動産会社へ直接相談したりすることで、効率よく見つけることができます。
都心部のワンルームや1Kといったコンパクトな物件に多く見られるため、希望するエリアや間取りを絞って探すとよいでしょう。
ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて、メリットとデメリットをしっかり比較検討した上で、シャワーのみの物件が適しているかどうかを判断してください。
監修者情報
片山 正吾 株式会社しるし堂代表取締役/スマイミツ主宰 宅地建物取引士の専門知識を活かし、探した住まいにお得に住める、住まいのアイミツ「スマイミツ」を全国展開中。 |